スマホ対戦ゲーム『クラッシュ・ロワイヤル（Clash Royale）』の2020年環境は、まさに“スピード勝負”の時代でした。重デッキが主流だった2018～2019年とは一転し、2020年は「超高速サイクルデッキ」が頂点に立った年です。この記事では、当時のメタ構成や代表デッキ、勝ち方のコツをわかりやすく紹介します。
2020年メタの特徴：軽量・高速サイクル時代の幕開け
2020年は、平均エリクサー3.0前後のデッキが主流に。海外フォーラムでも
“Season 11 was pure fast-cycle meta — Miner, Wall Breakers, Earthquake, Delivery everywhere!”
と話題になるほど、スピード環境が加速していました。
実際、Clash Royale League（CRL）2020春シーズンの統計では、上位勢の多くが3.0前後の軽デッキを使用していたことが確認されています。つまり、「速く回し、相手より先に攻める」ことこそが勝利の鍵でした。
代表デッキ：「2.9ホグサイクル」構成の強さ
2020年環境を象徴するのが、「Hog Bats 2.9 Cycle」などの2.9系デッキです。
- 平均エリクサー：2.9〜3.1
- 主力カード：ホグライダー、ボムタワー、コウモリ、ナイト、丸太、ロイヤルデリバリー
- 戦略：軽量カードでサイクルを回し、相手のスキを突いてホグを通す
このタイプの魅力は、テンポの良さとリスク管理のしやすさにあります。重デッキが大きな投資を強いられる一方で、サイクルデッキは「防御→反撃→再攻撃」を短時間で繰り返せるのが強みです。
勝ち方のポイント
- 序盤は観察重視：相手の防衛札を把握し、ホグやマイナーを通すタイミングを見極めましょう。
- 中盤は小攻め連打：相手が高コストユニットを出した瞬間に攻撃を差し込み、ペースを握ります。
- 終盤は粘りと管理：防衛からの即カウンターを繰り返し、安全にダメージを積み重ねましょう。
環境の意義：技術と判断力の時代へ
2020年は、単なるカードパワーではなく「操作精度と判断力」が問われる環境でした。 軽量デッキの隆盛は、上級者が“回転速度”を武器に勝負する時代を象徴しています。 この年のメタを理解することは、今でもクラロワ上達のための貴重な教材となっています。
まとめ：2020年環境は「速さ」こそ最強の武器
2020年のクラロワ環境をひとことで表すなら、まさに「スピードが全て」。 軽量サイクルの扱いに慣れることで、どんな環境でも応用できるテクニックが身につきます。 今でも“2.9ホグ”を使いこなせるプレイヤーは、すべての環境で通用する基礎力を持っていると言えるでしょう。
