国分太一氏、コンプライアンス問題で初の会見　謝罪と共にテレビ局の対応へ不満も示す

元TOKIOの国分太一氏（51）が、都内で報道陣に向けて会見を開き、自身のコンプライアンス違反に関する一連の騒動について謝罪した。会見では、被害者や関係者への謝罪を改めて表明するとともに、事務所やテレビ局とのやり取りについても不満をにじませる場面があった。

■ 今年6月の番組降板以降、初めての公の場に

国分氏は今年6月、コンプライアンスに関わる問題を理由にレギュラー番組を降板。その後は公の場に姿を見せることなく、沈黙を続けていた。今回の会見は、騒動後初めての表出の場となり、多くのメディアが詰めかけた。

会見冒頭、国分氏は深々と頭を下げ、「ご迷惑をおかけした方々に心から申し訳なく思います」と謝罪。自身の認識不足や判断の甘さについても触れ、反省の姿勢を強調した。

一方で、今回の問題に関するテレビ局側の手続きについて「説明が不十分だった」「連絡が遅いと感じる部分があった」とし、一定の不満を口にする場面もあった。国分氏は「自分も悪いが、双方の連携がうまくいっていれば防げた点もあった」と語り、今後の改善を求めた。

今後については具体的な復帰時期は明言しなかったものの、「いただいた声には感謝している。今後どう歩むかは改めて考えたい」と語り、ファンや視聴者への感謝も述べた。

今回の会見は、国分氏自身の謝罪と説明だけでなく、テレビ局や制作現場の対応に対する問題提起としても注目されている。今後の動向が注目される。